歴史物が好きなら絶対おすすめ「ゲーム・オブ・スローンズ」

歴史物が好きなら絶対おすすめ「ゲーム・オブ・スローンズ」

(Game of Thrones / 略称:GOT)

歴史ドラマ・戦争物・政治劇が好きなら、『ゲーム・オブ・スローンズ』(GOT)ほどハマるシリーズはありません。
中世ヨーロッパ風の世界で、7つの王国が“鉄の玉座(Iron Throne)”を巡って激しい覇権争いを繰り広げる物語。
権力争い、裏切り、忠誠、家族愛、復讐…複雑に絡み合うドラマは、一度見始めると止まらないほど。

※ 暴力・残酷描写やヌードシーンが多いため、大人向け作品です。


『ゲーム・オブ・スローンズ』とは?

  • 原作:ジョージ・R・R・マーティン『氷と炎の歌』

  • 放送:HBO(2011〜2019)

  • 全8シーズン

  • エミー賞59部門受賞(史上最多)

魔法やドラゴンが存在する一方、政治劇はリアルさにあふれ、
「ファンタジーが苦手でも楽しめる」 と言われるほど、ヒューマンドラマとしての完成度が高い作品です。

誰が主人公かわからない群像劇で、予想を裏切る展開が続きます。
推しキャラの命がいつまで保証されるかわからないドキドキ感は唯一無二。


物語の舞台:架空の大陸「ウェスタロス」

『GOT』の主な舞台は、かつて7つの王国に分かれていた広大な大陸 ウェスタロス

▼ 世界観のポイントまとめ

  • ウェスタロス大陸:南米大陸ほどの広さ

  • 七王国:ターガリエン家が征服して統一

  • 王位継承争い:名家(スターク家、ラニスター家など)が覇権を争う

  • 壁の向こう:極北には人類にとって重大な脅威が存在

歴史・戦争好きには、「薔薇戦争(ヨーク家 vs ランカスター家)」などの史実がモデルになっている点も楽しめます。


とにかく映像がすごい。映画クオリティのロケ地

『GOT』が絶賛される理由の一つが、圧倒的なロケーション。

撮影地には以下の国々が使われ、今でも聖地巡礼するファンが多いです。

  • 北アイルランド

  • クロアチア(ドブロブニク=王都キングズランディング)

  • アイスランド(壁の北の氷の世界)

  • スペイン

  • マルタ

  • モロッコ

ファンタジー作品でありながら、本物の風景 × 圧倒的スケール感 が世界観を支え、
「映画並みのドラマ」と言われる所以です。


魅力的なキャラクターたち

多くのキャラクターが登場しますが、その誰もが深い背景と葛藤を抱えています。

  • 北のスターク家の兄妹たち

  • したたかで魅力的なラニスター家

  • 流浪しながら成長していくデナーリス

  • 人間味の塊・ティリオン

子どもたちがシーズンを通して成長していく姿も見どころ。
“善悪の二元論”では語れない、複雑なキャラクター造形が評価されています。


初心者向け・ネタバレしない見どころ3選

① シーズン1の政治劇が濃厚

「誰が信頼できるのか」が全く分からず、序盤から引き込まれます。

② ロケ地が圧倒的に美しい

特に、ドブロブニクの石畳の街並みは必見。歴史ドラマ好きにはたまらない雰囲気。

③ 名家同士の駆け引きが面白すぎる

スターク家 vs ラニスター家の緊張感は、戦争ドラマとしての面白さも満点。


どこで見られる?(2025年時点)

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(配信状況は変更される場合があります)

またはDVD,ブルーレイで観ることが出来ます。


こんな人におすすめ

  • 歴史ドラマが好き

  • 戦略・戦争の駆け引きにワクワクする

  • 群像劇が好き

  • 長いシリーズでじっくり楽しみたい

  • 世界が熱狂した理由を体験してみたい

全8シーズンという長さですが、
「もう終わったの?」と思うほど展開が濃く、驚きが続く作品です。

1シーズン10話くらいあるので、冬休みなどの長期休暇におすすめですよ!

※全裸、首を切ったり、手を切り落としたりと目を伏せたくなるシーンが結構ありますが、それでも面白い。

子供向けではありません。

映画で学ぶ英語

『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界観は中世風で、登場人物たちはその時代背景にふさわしい言い回しや表現を使っています。以下に英語学習者向けに、特に中世風で特徴的な表現を5つピックアップして解説します。

1. “Winter is coming.”

  • 意味: 「冬が来る」

  • 背景と使い方: このフレーズは、ストームランドの名家「スターク家」の家訓として有名です。物理的な冬だけでなく、困難な時期や危機的な状況が迫っていることを警告する意味でも使われます。中世的な響きがあり、未来の不安や予期しない事態を暗示しています。

  • 学習ポイント: 単に「冬が来る」と言うのではなく、警戒を促す意味が含まれており、文脈に応じてさまざまな解釈ができます。

2. “The North remembers.”

  • 意味: 「北は覚えている」

  • 背景と使い方: スターク家の家訓で、「北の人々は裏切りや過去の出来事を忘れない」という意味です。裏切りや復讐のテーマが強調されるシーンで使われることが多いです。

  • 学習ポイント: 中世の文化では、恨みや復讐が重要なテーマであり、このフレーズはその精神を象徴しています。「remember」や「revenge」などの単語が復讐の文脈で使われる点に注目。

3. “I drink to the sword!”

  • 意味: 「剣に乾杯!」

  • 背景と使い方: この表現は、戦士たちの誓いや忠誠心を示すために使われます。中世の騎士や戦士たちが互いに忠誠を誓うシーンで頻繁に出てきます。

  • 学習ポイント: 「I drink to [something]」という表現は、何かに対する敬意や誓いを示すときに使われます。このような表現は、乾杯や祝賀の場面でよく見られる形式です。

4. “Your Grace”

  • 意味: 「殿下」「御前」

  • 背景と使い方: 貴族や王族に対する敬称で、上流階級の人々が使います。「Your Grace」は中世風の敬語で、王や女王、大公などに対して使われることが多いです。例えば、「Your Grace, may I speak?(御前にお伺いしてもよろしいでしょうか?)」のように使います。

  • 学習ポイント: 現代の英語ではあまり使われませんが、歴史的な作品やフィクションでよく見られる表現です。敬意を払う形で、社会的な地位に対する意識を表しています。

5. “A lion does not concern itself with the opinion of sheep.”

  • 意味: 「ライオンは羊の意見を気にしない」

  • 背景と使い方: ラニスター家のタイウィン・ラニスターが言ったとされるこのフレーズは、強者や権力者は、弱者や一般人の意見に左右されるべきではないという考えを表しています。

  • 学習ポイント: ここで使われている「concern oneself with ~」は、「~に関心を持つ」「~に気を使う」といった意味で、少し堅い表現です。この表現は権力や強さを誇示する言い回しであり、他人の評価を気にしない姿勢を示しています。